「結婚して早く子どもがほしいけど、まず相手がいない…」
「しごとが忙しすぎて、結婚なんて考えられない…」
「結婚したあとしごとはどうするの?」
こんなことでお悩みの保育士さんはいませんか?
保育士は子ども好きな人が多いと思います。
きっと「早く結婚して子どもがほしいな」と考えている人もいるでしょう。
しかし保育士の中には「結婚したいけど、できないの!」と言う人もいます。
ではなぜ結婚したくても結婚できない保育士がいるのでしょうか?
その理由やどこで出会えるのか、また結婚が決まった時に気をつけることなどを紹介していきたいと思います。
この記事でわかること
・保育士が結婚できない理由
・保育士の出会いの方法
・保育士の結婚のタイミング
・保育士が結婚する時に気をつけること
・保育士の結婚後のはたらき方
こんにちは!現役保育士のめるるです♪
保育現場で15年以上はたらいています。
私のまわりにも「結婚したい!でもできない…」という保育士さんは多いです。
また結婚が決まっても、タイミングやまわりへの配慮が大変…という声もよく聞きます。
結婚できない理由や気をつけることをあらかじめ把握しておき、きちんと対処して楽しい結婚生活を目指しましょう!
結婚の前段階である「保育士の恋愛」について知りたい人はこちらの記事も読んでみてくださいね。
保育士が結婚できない理由
男性からのイメージがいい保育士。
結婚したい職業ランキングでも上位に入る職業なのに、なぜ「結婚できない」言われるのでしょうか。
その理由を考えてみましょう。
出会いがない
そもそも出会いがないのも大きな原因です。
男性保育士は増えつつあるとはいえ、まだまだ女性が多い職場です。
職員のほとんどが女性な上に、職員以外で関わる男性は園児のお父さん。
つまり、既婚者なので恋愛対象としてみることができません。
他にも、外部講師や業者さんとも関わることがありますが、保育中に異性としてアピールしたり仲良くなったりすることはむつかしいです。
保育士という職業を選んだ時点で、職場での出会いは期待できないのです。
恋愛・結婚をしたい人は、自分から出会いの場にいくことが大切です。
しごとがハード
保育士は「子どもとあそぶだけ」と思われることもありますが、実際はなかなかハードなしごとです。
元気いっぱいな子どもたちと思い切り体を動かしてあそぶので、かなり体力を使います。
合わせて人手不足のため休憩なしで残業になるなどの長時間労働や、持ち帰りのしごとがあったりします。
また小さな子どもの命を預かるので、1日中気を抜けません。
そのような職場環境の中で体もこころも疲れてしまい、恋愛や結婚に時間や気持ちを向けるよゆうがない保育士も少なくないです。
しごとを効率よくこなし時間にも気持ちにもよゆうをもつことで、自然と恋愛にも気持ちが向くようになりますよ。
保育士へのイメージがじゃまをする
保育士と言えば「子ども好きでやさしい」「おっとりしている」「明るく前向き」などのいいイメージを持たれることが多いです。
イメージがいいことは問題ありません。
しかし実際にお付き合いしていく中で、「保育士だからやさしいかなと思ったけど、なんかイメージとちがうな」と感じてうまくいかなくなるカップルもいるようです。
保育士も人間です。
疲れたりしている時はやさしくできなかったり前向きになれなかったりする時もあります。
それを「保育士なのに…」と言われてしまうと、いい関係性を継続できなくなってしまいます。
人間だれしも自分を作って人と付き合うのはしんどいもの。
早い段階から素の自分を見せていくと、このように「イメージと違った」と言われることは少ないと思います。
タイミングがむつかしい
恋愛がうまくいき結婚の話になった時にも、結婚のタイミングを考えるのはむつかしいです。
結婚して新生活が始まると今までと環境が変わり、慣れるまでは多かれ少なかれ負担を感じることもあるでしょう。
結婚の話が出たタイミングが忙しい学年を担当している年だった場合、なかなか結婚に踏み切れないこともあるかもしれません。
また時期についても、行事が多い園であれば6月ころから年明けまで常に行事がありバタバタしている場合もあります。
また結婚式や新婚旅行も時期を考えないと、職場に迷惑をかけてしまうこともあします。
そのような事情から、「プロポーズされたからすぐ結婚!」とはいかないのが保育士なのです。
お付き合いが長くなり結婚が見えてきたら、お相手にも職場の人にもそれとなく結婚のタイミングをうかがってみると、ちょうどいいタイミングが見えてくることもありますよ。
結婚の話が出ても、条件が整わず進めない
プロポーズをされて結婚の約束をしても、条件が整わず「今は結婚はできないかな…」と先延ばしにしてしまうことがあります。
「彼が遠方で引っ越さないといけないけど、むこうでしごとがみつかるかな…」
「今年は年長担任で忙しいから、来年乳児クラスになったら…」
など、条件が整うのを見計らっているうちにあっという間に時間だけがすぎてしまった…ということもあります。
まわりへの配慮をすることで条件を整えることができるので、結婚に向かって進んでいきましょう。
結婚後のしごとのイメージができない
保育士の中には、結婚後のはたらき方のイメージができないために結婚に進めないという人もいます。
子どもが好きで選んだ保育士という職業。
結婚して妊娠・出産して、家庭としごとの両立ができるのか…不安になることもあります。
お相手の職業などにもよりますが、結婚後にしごとを続けるかどうかということは、しっかり話し合う必要があります。
結婚後にはどのようなはたらき方ができるのかをあらかじめ考えておくことで、イメージしやすくなります。
保育士の出会いの方法
職場での出会いがあまり期待できない保育士は、積極的に出会いの場に出向くことが大切です。
保育士が出会いやすい方法を順番に紹介します。
友だちの紹介
信頼できる友だちの紹介だと安心できますよね。
またあなたの性格や考え方をわかった上であなたに合う人を紹介してくれることになるので、案外自分で探すより相性がいい人と出会えるかもしれません。
またお付き合いが始まってからもケンカをしてしまった時に間に入って仲裁してくれるなど、共通の知人がいるとなにかと助かることが多いです。
街コンなどの出会いの場
街コンなどの出会いの場に出ていくのもいいですよ。
お互いに出会いという目的が同じなので、話が進むのが早いです。
気軽なお茶会から着席してのお食事会、中には「アウトドア好きな人」などテーマにそって募集しているところもあるので、自分の好きな内容のものを選んで参加すれば相性のいい人と出会える確率も上がるかもしれませんね。
また一人参加限定やグループでの参加OKなど参加スタイルもさまざまなので、自分に合ったスタイルを選んで参加できます。
マッチングアプリ
最近はマッチングアプリを使う人も増えてきています。
自分のタイミングで自分が希望する条件の相手を探すことができるので、しごとがハードで出会いの場に出向くよゆうのない保育士にもぴったりです。
「アプリで知り合った人とすぐに合うのは不安…」という人は、メッセージでしっかりやりとりをして安心できるようになってから会う約束をするといいですよ。
それでも心配な人は、証明書の提出が義務付けられているアプリを選びましょう。
証明書の提出が義務でなければ既婚者や悪徳業者なども潜り込めてしまうので、しっかり調べて利用しましょう。
趣味の場に出向く
趣味があるなら、サークルなどに入ってみるのもいいですよ。
共通の趣味があると一緒に楽しめるので、仲良くなりやすいです。
お付き合いが始まっても退屈することなく一緒にすごせますよ。
ただし少しでも出会いを求めるのなら、サークルを探す時に男女比や年齢層はしっかりチェックしましょう。
せっかく楽しく参加しても恋愛対象となる人がいなければ恋愛にはつながらないので気をつけてください。
保育士の結婚のタイミング
恋愛がうまくいき結婚を考え始めた保育士は、どのタイミングで結婚するといいのでしょうか。
年齢的なタイミングとしごと上でのタイミングにわけて考えてみます。
年齢的なタイミング
はたらき始めて3年め
まずはたらき始めて3年目くらいに結婚ブームがやってきます。
学生時代からお付き合いをしている保育士は、お互いにしごとがひと段落する3年目くらいに結婚するパターンが多いようです。
保育士としてはたらき始めて1・2年はしごとをこなすことに精いっぱいでなかなか結婚という気持ちになりませんが、しごとが落ち着いてきた3年目くらいから結婚を考える人が出てきます。
しかし最近は晩婚化が進んでいるので、この時期に結婚する人は以前よりは少なくなってきています。
27歳くらい
保育士に限らず、女性が結婚する年齢として一番多いのが27歳前後です。
しごとに余裕が出てきて、プライベートの充実に意識が向く年齢なのでしょう。
保育士としても後輩がたくさんでき、ある程度責任のある立場になってくる年齢です。
しごとを楽しいと感じる一方で、出産のことを考えるとそろそろ結婚しておきたい…と悩む女性も多いです。
35歳までには
晩婚化が進んでいる現在、30歳をすぎてから結婚する女性も増えてきています。
お相手もある程度の年齢になり、安心して結婚できる収入になってくるのもこれくらいの時期でしょうか。
保育士としては園によっては主任など役職につく人もいます。
収入も安定し、しごとも自分の裁量で進めることができるようになるので結婚生活をイメージしやすいのではないでしょうか。
また、30歳を過ぎると「高齢出産」と言われる35歳を意識するようになります。
「35歳までに出産をするためには、そろそろ結婚したいな」と考える女性が多いです。
仕事上のタイミング
保育士としてしごとをする中で、結婚をするなら避けた方がよいタイミングがあります。
それは、園として忙しい時期です。
具体的には、
- 年度初めと年度末
- 大きな行事の前後
これらの時期は、園によっては残業が増えたり業務量もハードになったりします。
その時期に結婚して新生活が始まると、しごととプライベートの両立がむつかしくなるかもしれません。
園全体が落ち着いている時期だと、落ち着いた環境の中で結婚できてしごととプライベートの両立がしやすくなりますよ。
保育士が結婚する時に気をつけること
無事に結婚が決まったら、まわりへの配慮を忘れないようにしましょう。
配慮せず自分のペースで進めてしまうと、迷惑をかけてしまうこともあります。
結婚するときに気をつけることを説明していきます。
結婚と転職を同時にしない
結婚を機に職場を変える人もいるでしょう。
勤務条件が合わず転職をする場合もあれば、遠方へのひっこしで職場を変えることもあるでしょう。
いずれにせよ、結婚と転職の時期は少しでもいいのでずらした方がよいでしょう。
その理由としては、
- しごとも私生活も同時に変化すると両方とも慣れておらず大変
- 入職してすぐは有休がないので何かあった時に対応できない
- 出会ってすぐの人の結婚は心からは祝福できない
- 園によっては結婚お祝い金や結婚休暇は勤続1年以上などのきまりがある
などがあります。
可能ならば、結婚して落ち着いてから転職をするか、転職して落ち着いてから結婚するかにすると大きなトラブルなく新生活を始められるでしょう。
余裕をもった結婚報告を
結婚が決まったら、職場には早めに報告するといいですよ。
特に妊娠を考えているなら、担当クラスなどにも配慮してもらえるかもしれません。
報告は早ければ早いほど、さまざまなことに対応しやすくなります。
年度末に報告をすると、来年度の担当クラスがもう決まっていれば配慮してもらえない場合があります。
また結婚式に職場の人を招待するなら、早めの報告をすることで職場の人が快く参加できるタイミングを相談することができます。
「結婚することをまだまわりに知られたくない…」という場合でも、園長だけに報告をして「みなさんには○月に報告したいので、それまでは内密にお願いします」と伝えれば対応してもらえると思います。
結婚式や新婚旅行のタイミングを配慮する
結婚と同時期に結婚式や新婚旅行を考える人も多いのではないでしょうか。
結婚式に職場の人を招待する場合は、職場の都合も考慮しなくてはいけません。
土曜保育をしているなら日曜日か祝日でないと職場の人は参加できない場合があります。
職場の人を招待しない場合でも、式の打ち合わせでしごとを休んだり準備で寝不足になったりすることもあります。
大きな行事の前にたくさん休んだり寝不足の状態で出勤されても困ってしまいます。
新婚旅行も同様に、自分のタイミングで数日の連休を取るとまわりが困ってしまうことがあります。
結婚式や新婚旅行を予定しているなら、タイミングを配慮しましょう。
保育士の結婚後のはたらき方
保育士の中には、結婚後のはたらき方に不安があるため結婚に踏み切れない人もいます。
結婚後のはたらき方についてどのような選択肢があるのかあらかじめ考えておくことで、必要以上に不安にならないですみます。
保育士は結婚後にどのようなはたらき方をするのがよいか、考えていきます。
そのまま正規職員としてはたらく
すぐに妊娠を考えていないなら、そのまま正規職員としてはたらく人も多いです。
むしろ、「妊娠するまでにしっかりとお金を貯めておきたい」と正規職員を望む人が多いです。
最近は共働き夫婦が増えてきているので、男性も家事に積極的に参加する人が増えてきています。
パートナーの協力があると、出産後も育休をとったのちにそのまま正規職員としてはたらき続けることができますね。
正規職員は賞与があったり福利厚生がしっかりしているので、安心してはたらける環境であれば正規職員ではたらくメリットは大きいかもしれませんね。
とはいえ、子育てをしながら夫婦そろって正規職員としてはたらき続けるにはパートナーとの分担を話し合うことが大切になってきます。
- 家事・育児の分担
- 子どもが保育園を休む時はどうするか
- お互いの休日の取り方・過ごし方
- 情報共有の仕方
- ライフプランについて
などをあらかじめしっかり相談しておくと安心して正規職員としてはたらき続けることができますね。
パートになる
結婚したらパートになる保育士も多いです。
特に妊娠を考えている人の多くは結婚後パートをえらびます。
その理由としては、急な欠勤や休職・退職にも対応しやすいからです。
妊娠すると人によってはつわりがひどく急な欠勤が続いてしまったり、中には入院などで長期間出勤できなかったり場合によっては退職しなくてはいけなくなることもあります。
年度単位で動いている保育園の職員としてはパートだからといって急な欠勤や休職・退職していいという訳ではありません。
しかし正規職員に比べるとパートだとまだ融通が利く…ということで、妊娠を考えている保育士は結婚を機にパートになる人が多いのです。
パートになる時に妊娠を考えていることを園長に伝えておくことで、急に休んでも支障のない配置にするなどの配慮をしてもらえる場合もあります。
退職する
結婚を機に退職する人もいます。
結婚で遠方に引っ越しをしたりすぐに妊活を始めたり、お相手が専業主婦を希望する場合に多いです。
結婚後、年度末まではたらける場合は年度末まで勤めます。
年度途中で引っ越しをする場合には結婚前の年度末で退職をするか、結婚前の年度末でパートになり引っ越しと同時に退職するケースが多いです。
転職する
結婚を機に退職し、その後に違う園や職種に就職する人もいます。
引っ越しをしてもはたらき続けたい人や、はたらき続けたいけれど今勤めている園は勤務時間やしごと量・内容的にハードすぎて結婚生活と両立が難しそうな人が結婚を機に転職する場合が多いです。
結婚を機に転職をするなら、結婚後や出産をしてもはたらき続けられる職場かどうかをしっかり考えることが大切です。
保育系のしごとでの転職を考えている人はこちらの記事も参考にしてみてくださいね。
保育士が結婚できない理由 まとめ
保育士が結婚できない理由について、いかがだったでしょうか?
保育士が結婚できない理由はこの4つ。
- 出会いがない
- しごとがハード
- 保育士へのイメージがじゃまをする
- タイミングがむつかしい
結婚できない保育士もいれば、結婚している保育士もいます。
積極的に出会いを探したり、結婚が見えてきたら結婚後のはたらき方などをしっかり相談することで、楽しい結婚生活を迎えることができます。
「結婚したい!」という気持ちがあるならあきらめないで、前向きに進んでいきましょう!