「はじめて保育士としてはたらくけど、どのような髪型がいいのかわからない…」
「保育士はカラーをしても大丈夫なの?」
「うちの園には髪型の規定がないからどこまでしていいかわからない」
保育士さんでこのようなお悩みのある人はいませんか。
保護者や地域の人の目がある保育士さんは身だしなみにも気をつかいますよね。
そこで今回は、保育士さんの髪型について考えたいと思います。
- 保育士の髪型のポイント
- 保育士の髪型で気をつけること
- 保育士が実際にしている髪型 ー長さ別ー
この記事では以上の3つのポイントについてお話ししていきます。
髪型に悩んでいる保育士さんはぜひ参考にしてみてくださいね!
こんにちは♪
めるるです。
保育現場で15年はたらいています。
とくに若い保育士さんが悩むのが髪型や髪色。
かわいくしたいけど、保護者や先輩の目が気になる…。
保育士の髪型のポイントをしっかりおさえて、印象アップしちゃいましょう!
保育士の髪型のポイント
保育士はさまざまな人から見られています。
子どもからは、大好きであこがれな存在。
保護者からは、自分の子どもを信頼して預けられるか…という目線。
地域の人や園に出入りする業者さんたちからも、「保育士さん」という雰囲気を求められます。
園の規定がないからといって奇抜な髪型にすると、保育士としての信頼を損なうこともあります。
ではどのような髪型は保育士としてふさわしいか、みていきましょう。
活動しやすい
まずは、活動のしやすさ。これが第一です。
保育士は子どもと一緒に体を動かしたり、給食の配膳をしたりします。
長い髪を結ばずにいると、活動がしにくくなってしまいますよね。
運動しやすいか。
視界はひらけているか。
きちんと確認しましょう。
清潔感がある
「活動しやすい」と同じくらい大切なことが、清潔感。
あなたがどんなにすてきな保育をしていても、見た目に清潔感がないと保護者から信頼を得るのはむつかしいです。
人は視覚からの情報に左右されることが多いです。
パッと見てさわやかで清潔感のある髪型をめざしましょう。
また子どもも大きくなってくると、保育士の見た目にも意識を向け始めます。
年中さんくらいの子でも「せんせい、髪がぼさぼさだね!」と言う子もいます。
中には「このせんせいはおしゃれ。あのせんせいはいつも髪がかわいくない」など保育士どうしを比べる子もいたりします。
おしゃれである必要はありませんが、最低限の清潔感のある髪型にしましょう。
整えやすい
保育をしていると髪が乱れてしまうことがよくあります。
帽子をかぶったとき
おもいきり走ったとき
子どもに髪をさわられたとき
髪が乱れてぼさぼさのままいるのもちょっといやですよね。
かといって、髪を整えるのに時間をかけていられない…。
こんなときに手直しに時間や手間がかからない髪型をしていると、さっと整えられていいですね。
保育士の髪型で気をつけること
保育士の髪型の基本をおさえたら、次は気をつけることをみていきましょう。
ヘアピンやクリップ、小さいビニール製のゴムを使わない
ヘアピンやクリップなどかたいものは子どもを傷つける可能性があります。
おんぶしている子の顔にあたったり、床に落としてしまった時に子どもがふんだり誤飲をしてしまったりすることがあります。
ヘアピンやクリップを使わなくてよい髪型にするなど、とくに乳児を担当する保育士さんは気をつけましょう。
また、小さいビニール製のゴムは切れやすいです。
切れたゴムが床に落ちて小さい子が口に入れてしまう誤飲の可能性があります。
髪をむすぶ場合は、切れにくいゴムを使いましょう。
おくれ毛はあまり出さない
近頃はおくれ毛たっぷりの髪型がはやっていますよね。
プライベートでは思い切り好きな髪型楽しんでください。
でも、保育園という職場にはふさわしくない場合もあります。
おくれ毛が視界をさえぎることもあります。
子どもの服にひっかかることもあります。
子どもの目にはいったり、給食にはいってしまったりすることもあります。
保育士のおくれ毛が原因で子どもにけがをさせてしまったり衛生的によくない状況になったりすることは許されません。
仕事中とプライベートはしっかり区別をし、仕事中はすっきりとした髪型を心がけるようにしましょう。
奇抜なカラーや髪型にしない
保育士だっておしゃれしたい!その気持ちはよくわかります。
しかし保護者は「自分の子どもを安心して預けられるか」という目線で保育士をみています。
あまりに奇抜なカラーや髪型をしている保育士に対して、不安を抱く保護者います。
明るいカラーやインナーカラー、グラデーションなども保護者によってはよい印象を持たない保護者もいるので、注意しましょう。
毛先が子どもに当たらないようにする
あなたは満員電車で目の前にいる人の毛先が顔にあたって不快な思いをしたことはありませんか?
子どもも同じです。
大好きな先生であろうと、毛先が顔にあたるといやな気持ちになります。
大人目線では、長い髪は束ねれば問題がないかと思いがちですが注意が必要です。
ひとつに束ねた髪は、頭をふった時に毛先もふられ、子どもの顔にあたる可能性があるからです。
長い髪の人はひとつに束ねるだけでなく、お団子にするなどして危険がないようにしましょう。
目が隠れないようにする
活動しやすい髪型にも通じるものがありますが、保育士は目がはっきり見える髪型がおすすめです。
その理由として、
- 安全を確保しやすい
- 子どもに対する影響
- 保護者にマイナスな印象をあたえる可能性
①安全を確保しやすい
髪が目にかかると、思わず目をとじたりこすったりすることがあると思います。
その一瞬で子どもがけがをしてしまうこともあります。
ただし長い前髪をピンでとめると、ピン自体が危険物になってしまいます。
サイドに流してしっかり束ねるか、あみこみなどにしておちてこないようにしましょう。
②子どもに対する影響
保育をしていく中で、アイコンタクトは重要です。
目が合うことで安心したり、自分を見てくれていると感じたり…。
相手の目が見えるということは、子どもとコミュニケーションをとる中でとても大切なことなのです。
また、子どもは顔がよくみえない人をこわいと感じる傾向があります。
保育士の目がしっかり見える髪型にして、子どもが安心できるようにしましょう。
③保護者にマイナスな印象をあたえる可能性
髪で顔がかくれると、相手が表情を読み取りにくかったり、不潔な印象をあたえてしまったりします。
そんな保育士に大切な子どもを預けたい保護者はいないですよね。
自分の髪型がまわりからどう見えるのかをしっかり意識しましょう。
保育士が実際にしている髪型 ー長さ別ー
実際に保育士がどんな髪型をしているかみていきましょう。
ショート
ショートカットをしている人が口をそろえていうのが「お手入れがらく」。
子どもと思いきり体を動かして髪型がくずれても、手ぐしでささっと整えれば大丈夫です。
水あそびでぬれてもすぐに乾きます。
おしゃれ面でいえばマンネリ化しやすい髪型でもあります。
コテやアイロンで変化をつけてもかわいいですね。
夏場はおでこを出す髪型でアレンジしている人も多いですよ。
ボブ~ミディアム
ボブ~ミディアムくらいの長さの保育士さんもけっこう多いです。
これくらいの長さのいいところは、おろすことも束ねることもできること。
肩より長くなると束ねた方がいいかもしれませんが、基準は園によって異なります。
園のルールをよく確認してください。
ショートと同じようにお手入れが簡単なところもあり、ロングのようにアレンジを楽しめる…
女性としてはうれしい髪型ですね。
保育をする時には、基本の「活動しやすいか」「清潔感があるか」「整えやすいか」を考えながらおろすか束ねるかを判断してください。
これくらいの長さで髪がじゃまになってきたな…と思ったら、ハーフアップにする人が多いです。
ひとつに束ねるとぱらぱらと髪が落ちてくることもあります。
ハーフアップなら、ぱらぱら落ちてくる部分を束ねることができます。
また、女の子はハーフアップが好きですよね。
「おねえさんくくり」と子どもたちのあいだで呼ばれていることもあるくらいです。
子どもの憧れになれるように、かわいくハーフアップにしてみるのもいいかもしれませんね。
ロング
保育士さんの中には「絶対ロング派!」という人もいるのではないでしょうか。
ロングヘアはお手入れが大変ですが、アレンジがたくさん楽しめる髪型でもあります。
長い髪をおろしたまま保育をするのは絶対NG!
束ねていても、毛先がよく動く髪型も好ましくないでしょう。
髪が子どもにあたると子どもを傷つけてしまいます。
特に乳児クラスでは食事介助やおむつ替えの時に髪がふれると衛生的にもよくないです。
おだんごやみつあみにしたりして、安全面・衛生面ともに安心してほいくができるようにしましょう。
おまけ:アレンジ
髪が長い人はかならず束ねなくてはいけません。
どのようなアレンジがあるかみてみましょう。
ひとつむすび
いちばん簡単なアレンジです。
シンプルながら、アレンジしだいで個性をだすこともできます。
ゴムの色をかえたり、シュシュをつけたり。
前髪やサイドをあみこんでみてもかわいいですね。
また後頭部の髪をひきだしてふんわりさせてもしゃれですよ。
束ねる高さをかえても印象がずいぶんちがってきます。
子どもにさわられたり帽子をかぶったりしてくずれてもさっと手直しできるのがいいところです。
ただし、髪がとてもながい人は毛先がよく動いて好ましくないこともあります。
その場合はちがう髪型にして毛先がじゃまにならないようにしましょう。
おだんご
おだんごヘアをしている保育士さんも多いです。
おだんごは毛先がじゃまにならず、保育に適しています。
おだんごヘアの魅力は、アレンジの幅が広く、かわいらしいこと。
低めのおだんごは落ち着いた印象に。
高めでおだんごにすれば元気いっぱいな印象になるでしょう。
頭のいちばん上で作ったおだんごヘアは、子どもたちにも大人気!
クラスには保育士のまねをした女の子が出てくるかもしれませんね。
おだんごヘアの注意点は、おだんごをつくる時にピンを使わないこと。
ゴムだけでおだんごをつくることもできます。
ぱらぱらと落ちてくる髪のは整髪料でキープしましょう。
また、みつあみをおだんごにして1日をすごし帰りに髪をほどくと、ふわふわといい感じになることもあります。
ぜひお試しください。
ハーフアップ
ボブや肩上くらいまでの髪の長さの保育士さんに人気です。
髪をひとつに束ねるほどの長さでもないけれど、下を向いたときなどにサイドの髪が落ちてきてじゃまにまってしまうような人におすすめです。
サイドを束ねてハーフアップにしておけば、おむつ替えやミルクを飲ませるときに髪がじゃまになりません。
またロングの保育士さんも、入園式や卒園式などの式典の時にハーフアップにする人が多いです。
簡単ながらきちんとした印象になりますよ。
式典時はヘアアクセサリーで少しだけ華やかにしてもいいかもしれませんね。
保育士の髪型 まとめ
以上、保育士の髪型についてでした。
今回は
- 保育士の髪型のポイント
- 保育士の髪型で気をつけること
- 保育士が実際にしている髪型
についてお話ししました。
保育士の髪型はおしゃれなだけでなく、子どもの安全やまわりの人への印象も考えなくてはいけません。
プライベートと仕事をきっちりわけて、おしゃれな髪型はプライベートで楽しみましょう。
毎日変えられないカラーでおしゃれをしたい人は、職場のルールをしっかり確認してみてください。
「たかが髪型」と思わずに、きちんとした髪型で保育をし、子どもも大人も楽しくすごせるといいですね。